M Performance Parts開発陣がこだわるパフォーマンスとクオリティとは?

FEATURE STORY : BMW M PERFORMANCE PARTS.

M Performance Parts開発陣がこだわるパフォーマンスとクオリティとは?

FEATURE STORY : BMW M PERFORMANCE PARTS.

BMWの本質であるスポーティな走りとスタイリッシュさを、純正アクセサリーとして具現化したというM Performance Parts。その開発を担当する中心メンバーのふたりをミュンヘンでキャッチ、すべてのアイテムに貫かれたコンセプトと魅力について訊いてみた。

M Performance Parts開発陣がこだわるパフォーマンスとクオリティとは?FEATURE STORY : BMW M PERFORMANCE PARTS.

BMWの本質であるスポーティな走りとスタイリッシュさを、純正アクセサリーとして具現化したというM Performance Parts。その開発を担当する中心メンバーのふたりをミュンヘンでキャッチ、すべてのアイテムに貫かれたコンセプトと魅力について訊いてみた。

コンセプトの構築から開発テストまで多くのスタッフが情熱を注いでいます。

   

 

「現在、もっとも力を注いでいるDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)が象徴するように、BMWは創業当時から現在まで、いつの時代にもモータースポーツと深い繋がりを持ち、年齢・性別を問わず多くのファンに支えられてきました。ですから、『BMW=スポーティな走りを!』という強い期待と要望が寄せられます。それに応えるべく開発されたMモデルは、BMWが誇るハイパフォーマンスカーの完成形といえるのですが、ここにM Performance Partsというエッセンスを加えることで、BMWとモータースポーツの深い繋がりをより強く感じていただけるのです。もちろん、Mモデルに限らず、BMWのプロダクションモデル用にも、魅力的なアクセサリーや強化パーツを数多くラインアップしていますので、アイテムを選ぶ楽しさとその優れた性能やデザインを感じる楽しさの両方を味わっていただけるでしょう」

 

 M Performance Partsのエアロパーツを担当するプロダクトマネージャーのゲルハルト・ケラー氏はこう続けた―――。 「M Performance Partsを製品化するにあたっては、BMWのさまざまなセクションからエキスパートが集まって、互いのノウハウを出し合うところからスタートします。もちろん、モータースポーツ部門のエンジニアもコンセプトの段階から出席しています。BMWグループ各専門分野のエキスパートが各自の観点からM Performance Partsの開発に携わり、数多くの細かいプロセスを経るので、カスタマーの手元に届くまでには実に2年もの年月が掛かりますが、納得できるクオリティが実現するまで、われわれは研究と開発テストに没頭するのです」

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サードパーティ製パーツでは不可能と思われる、エキスパートによる綿密な研究開発プロセスを自負するM Performance Parts。それでは、その根底にある開発コンセプトと具体的なアイテムについて訊いてみよう。
「最新のM2クーペを例に挙げますと、すでにM Performance Partsのラインアップでお馴染みのエアロパーツに加え、フロントとサイドのカナード(カーボン・フロント・スプリッター/カーボン・サイド・スカート・ウィング)が今回はじめて製品化した自慢のアイテムです。これまでにない斬新なデザインもM2クーペ用エアロの大きな特徴のひとつといえるでしょう。ハイスピード走行でエアロダイナミクスを十分に活かせるデザインはもちろん、市街地などでフロントのカナードが歩行者の足を巻き込まない構造にするようにも努めました。自動車メーカーとして、スマートかつ安全なドライブを提唱することもBMWの大切なこだわりなのです。しかも、このカナードの角度ですが、路面から跳ね返った水飛沫がエンジンルームに浸入しないよう、何度もテストを繰り返して微妙な角度や厚さに調整したものなのです」

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M Performance Partsエアロパーツの開発では、BMW AGが誇るミュンヘンに建造された巨大な風洞実験施設「Aerodynamic Test Centre(通称ATC)」を使って、実際に装着した場合のエアロダイナミクス性能や極端な気候変化に対する耐久性、走行中の安全性などを徹底的にシミュレーションしている。

優れたデザインだけでなく、機能性を併せ持つことが要求される純正アクセサリーと同じの姿勢を貫いているようだが、そのテストの具体的な内容とは?

 

 「風洞設備を使った空力実験はもちろん、寒暖テストや耐湿度/水圧実験、さらにはクルマが洗車マシンにかけられることも考慮して、パーツの素材や構造が耐えうるのかを、さまざまなタイプの洗車機を使って実験を重ねます。このほかにもミュンヘン近郊にあるBMW専用テストコースをはじめ、レーシングコースでの実走行テストも行ないます。厳しい気候が想定される地には実際に出向いて耐久テストもしますが、ミュンヘンの研究施設ではマイナス40℃からプラス80℃までの超高温/高湿度/超低温/超乾燥といった状況や、さまざまな路面コンディションを想定したロングランシミュレーションなどでデータを収集します。しかもM Performance Partsを装着するベース車両も、新車だけではなく数年落ちの中古車などを使ったクオリティテストも実施しているのです。エアロパーツのひとつにおいても、その裏には多くのスタッフやエンジニアが情熱を注いでいることを知っていただけたら嬉しいですね」

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開発に携わる多くのスタッフの努力の結晶であるM Performance Parts。ケラー氏がパーツに注ぐまなざしも愛情に満ちたものだ。「M Performance Partsの楽しみ方は人それぞれ。新車の購入と同時に、フル装着される方もいれば、誕生日や記念日などにひとつずつ加えていく楽しみもあるでしょう。エクステリアにこだわる方もいれば、インテリアを重視する方もいらっしゃいます。いわば、M Performance Partsはセミオーダーのスーツづくりです。身体にフィットしたスーツと肌に馴染むシャツ。ボタンホールや襟袖のデザイン、ステッチなどを自分好みにカスタマイズしていく過程と似ているのではないでしょうか?

 

日本でも最新のM2クーペ用アイテムをはじめ、スタンダードなBMW用のアクセサリーが数多く販売されているはずですが、ぜひとも私たちが全身全霊を込めて作り上げたM Performance Partsを思い切りエンジョイしてください!

それが私たちの誇りであり、願いなのです」

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サイドのカナード(カーボン・サイド・スカート・ウィング)には、跳ね石などでカーボンがダメージを受けないよう透明な保護フィルムを貼り付けているとのこと。

すべてに高品質な素材を採用し、BMWクオリティを徹底追求しました。

    

「M Performance Partsでは、エクステリアのエアロダイナミクス・パーツとサスペンション・キット、パワートレイン関連、そしてインテリア・アクセサリーの4つに大きく区分して、それぞれのカテゴリーごとにアクセサリーやパーツを開発・製造しています。われわれのM Performance Partsを実際に手にとっていただければ一目瞭然ですが、すべてのアイテムにハイクオリティなアルカンタラやカーボンファイバー素材を使用しています。一般的に販売されている廉価な類似品にはカーボンに似せた素材を使用するものサイドのカナード(カーボン・サイド・スカート・ウィング)には、跳ね石などでカーボンがダメージを受けないよう透明な保護フィルムを貼り付けているとのこと。「M も多いのですが、BMWでは、そのような大量生産された粗悪品を扱うことは一切ありません。M Performance Partsはすべてハンドメイドであり、熟練したクラフトマンによって一点ずつ手作りされているのです。しかも、製作工程ごとに厳しい品質基準を設けており、たとえごく僅かな歪みや小さなキズであっても、BMWクオリティをクリアできていないと判断した場合、そのアイテムは廃棄処分となります。BMWそしてM Performanceのブランドを背負っているという想いは、すべてのスタッフが共有しているのです」

 

そう語るのは、M Performance Parts生産ラインの管理責任者であるルーディ・シュナ