INTRO
循環型経済による資源の保護
資源の保護は、私たちが目指す目標のひとつです。つまり、原材料をできるだけ大切に、頻繁に、そして長く使用すること。循環型経済の実現を目指して、世界に対して敬意を払い、サステイナブルな社会のために最善の努力を尽くしていきます。
循環型アプローチ
BMW Groupが生産する車両には、1台あたり平均約60kg もの再生プラスチックが使用されています。これは総重量の最大20%に相当します。
バッテリーのリサイクル
BMW Groupの電気駆動モデル(プラグイン・ハイブリッド・モデルを含む)に搭載される高電圧バッテリーは、素材の90%がリサイクル可能です。
廃棄物処理
BMW Groupの全世界における2021年度の生産台数は250万台に達していますが、その生産工程で発生する廃棄物の99%がリサイクル(93.4%)または熱回収など(5.8%)により再利用されています。
サーキュラー・エコノミー
循環がもたらす豊かな未来へ。
BMW Group は、100%の再生資源使用率と100%のリサイクルを目標としています。この素晴らしいビジョンの実現には、BMWが提唱するサーキュラー・エコノミーの原則が重要な鍵を握っています。
THE BMW i VISION CIRCULAR
RE:THINK、RE:DUCE、RE:USE、RE:CYCLEBMW i Vision Circularは、私たちが提唱するサーキュラー・デザインの原則に基づいて設計されています。このコンパクトな完全電動モデルは、ラグジュアリーとサステイナビリティを高次元で融合。より豊かなモビリティの未来を示唆しています。
バイオマスを原料とした、よりサステイナブルな自動車用塗料
BMW Groupでは欧州の各工場の塗装部門において、石油系塗料に代わりにバイオマス廃棄物由来のマット仕上げ塗料を世界に先駆けて採用。さらにドイツ・ライプツィヒと南アフリカのロスリン工場では、持続可能な方法で生産された腐食防止剤も新たに採用されています。これによって、2022年から2030年までに工場から排出されるCO2を15,000トン以上削減することが可能となっています。
バッテリーのライフ・サイクル
バッテリー・セルのライフ・サイクル
開発
BMW Groupは、ドイツ・ミュンヘンにあるバッテリー・セル・コンピテンス・センターにバッテリー・セルのあらゆる技術的専門知識とノウハウを集中させています。 ここでは、正極、負極、セパレーター、電解液というセルの構成要素の理想的な化学組成や比率など、さまざまな研究が行われています。
車両での使用
現在、電気自動車はすでに600kmを超える一充電走行距離を達成しており、今後この距離はますます長くなるものと考えられます。さらに、バッテリーを交換せずとも他のエンジン車と遜色のない距離を走り続けられることが明らかになってきています。
セカンド・ライフ
電気自動車の動力源としての使命を終えたリチウムイオン・バッテリーは、定置型ストレージ・システムにおいてリサイクル工程までさらに何年間も使用し続けることが可能です。
リサイクル
バッテリー・セルの原材料は、再加工することが可能です。定置型ストレージ・システムでの再利用を経たバッテリー・セルは、新たなバッテリーを製造するための二次材料としてリサイクルされます。バッテリー・セルとしてのライフ・サイクルはここで一度終わりを迎え、リサイクルによってまた新たなスタートを切ることになるのです。
FAQ