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BMW 3シリーズ50周年 ENGINE タイアップ​

「BMW 3シリーズ」は今までもこれからもベンチマークであり続ける

50 years 3 series

※このページはENGINE Webより転載したものです

登場以来50年!累計生産台数なんと2000万台以上!先端技術を惜しみなく投入しながらもずっとコンセプトを変えることなく歴史を重ねてきた「BMW 3シリーズ」は今までもこれからもベンチマークであり続ける

1970年代半ば、はじめて目にした初代のBMW 3シリーズ、E21型に大きな衝撃を受けた自動車ジャーナリストの高平高輝氏。以来、2世代目となるE30型以降の歴代3シリーズにずっと触れてきた彼が、最新の7世代目となる3シリーズの、とくにその原点とも言えるベーシック・モデルに触れて感じたのは、半世紀を経ても変わらない「The定番」ともいえる、ぶれなさと爽快さだったという。

機能的かつコンパクトでキュート

第4次中東戦争に端を発したオイルショックの影響が残り、さらに世界的に強化されつつあった排出ガス対策に自動車メーカー各社が苦闘しながらも、日本では依然として大きく豪華な自動車が人気を博していたのが1975年(昭和50年)当時だったように思う。ケンとメリーのスカイラインが一世を風靡していた頃である。

機能的かつコンパクトでキュート

そんな中で当時の西ドイツからやってきた、機能的だがコンパクトでキュートなセダンはまったく異質に見えた。まだ免許を取れる年齢でもなかったのに、地方都市にもあった当時の輸入元のバルコム・トレーディング(BMWはのちに1981年に同社を買収、欧州メーカーで初めて日本法人を設立)のディーラーのウィンドウ越しに見たその車には、「シルキー」と称賛されるほど、とんでもなく滑らかに回るエンジンが積まれていた。
 

もちろん、それは雑誌でかじっただけの知識で、実際にそれを体験したのはそれからずっと後、2代目の325iに乗った時だったと思う。これがBMWのエンジンか!と文字通り目から鱗が落ちるほどの衝撃を今でも覚えている。
 

◆BMW3シリーズ「誕生50周年記念特別限定車」の詳しい情報はこちら

「不易流行」を形にしたようなもの

1975年にデビューしたBMW 3シリーズは2025年でちょうど50周年である。E21型のコードネームを持つ最初の3シリーズから、数えて7世代目(2019年発売)に当たる現行型に至るまで、今も変わらずBMWの代表モデルとして世界中で愛されているのは皆さんご存知の通り。

「不易流行」を形にしたようなもの

SUV全盛の昨今、オーソドックスな3ボックス・スタイルのセダンは肩身が狭いと言われるが、3シリーズはBMWモデルの中でも長くベスト・セラーにして大黒柱であり、今なおスポーツ・セダンの象徴かつベンチマークとして揺るぎない地位を堅持している。

「不易流行」を形にしたようなもの

2世代目から追加された高性能モデル「M3」の活躍が、その名声をさらに高めたのは言うまでもないだろう。実際、3シリーズ全体の現在までの累計生産台数はなんと2000万台以上に上るという。もちろんプレミアム・クラスとしては世界一である。
 

しかも、驚くべきは初代モデルのコンセプトを忠実に受け継いでいることである。自動車に限らず、半世紀も続く商品には当然顧客に支持される理由があり、それだけで賞賛されるべきだが、オリジナル・モデルの思想をそのまま維持している例はほとんどない。

「不易流行」を形にしたようなもの

名前は受け継いでいても、中身も姿形もすっかり別物という車も珍しくない今、3シリーズは特別な存在である。すなわち、比較的コンパクトなセダン、またはステーション・ワゴン(ツーリングは2世代目から登場)ボディのフロントにエンジンを縦置き搭載する後輪駆動で、実用的であるとともに爽快な運動性能を併せ持つモデルは3シリーズのみ、と言っていい。

「不易流行」を形にしたようなもの

時代に合わせて最先端の技術を投入しながら、本質的な特徴や魅力は少しも揺らがない。まさに不易流行を形にしたようなものである。

50周年記念車たちの中でも、3シリーズを最もよく体現

スポーツ・セダンのスタンダードとも言えるBMW 3シリーズの誕生50周年を記念した特別限定車として、この2025年夏に発売されたのが「50th Anniversary Limited」である。318i Mスポーツをベースにしたセダンが400台、ツーリングが200台、他にディーゼル・ターボを積む4WDの320d xDriveが計100台、6気筒ターボのM340i xDriveが10台、日本全国で合計710台の限定スペシャル・モデルとなる(※BMW M340i xDrive 50th Anniversary Limited(セダン/ツーリング)の購入申込期間は終了)。

50周年記念車たちの中でも、3シリーズを最もよく体現

この中でも318iのセダンとツーリングは、日本仕様の現行3シリーズのいわばベース・グレードが由来だが、実は3シリーズの優れたバランスを最もよく体現しているモデルである。
 

エンジンは2リットル4気筒のツイン・パワー・ターボ(ツイン・スクロール・ターボと直噴・吸排気技術などの組み合わせをBMWはこう呼ぶ)で、最高出力は156psと現代の基準では決してパワフルではないが、わずか1300rpmから250Nmの最大トルクを4300rpmまでの広い範囲で生み出す。さらにBMWと長年協力関係にあり、今や世界一と定評のあるZF社製8段ATの滑らかで素早い変速のおかげで、実に軽快に動き出し、街中の渋滞でも扱いやすい。

50周年記念車たちの中でも、3シリーズを最もよく体現

いわゆるダウンサイジング・ターボには低速トルクが逞しくても回すと早々に頭打ちになるユニットもあるが、BMWの主力エンジンたるB48型はスムーズに健康的に吹け上がる。しかもBMWのパワートレーンは右足がそのままタイヤと結びついているような一体感が特長だ。わずかなスロットル・ペダルの動きにも即応する精密なドライバビリティこそ、スポーティネスの源泉である。
 

足まわりはMスポーツ・サスペンションを採用しているだけに引き締まっているが、ガサついた雑味は一切なく、フラットに走る。もちろんハンドリングはシャープで敏捷だが、何も目を吊り上げてワインディング・ロードを飛ばす、あるいはサーキットのスポーツ走行でタイムを競う、といったような場面のことだけをスポーティと言うのではない。
 

いつもの道を、ごく当たり前に走っていても気持ちよく、清々しい。それがBMW 3シリーズを特別にしているのである。

本来318iでは選べない特別な仕立て

「50th Anniversary Limited」には数々の特別装備が施されている。セダンを例にとって紹介すると、まずキドニー・グリルやドア・ミラー、ウィンドウ・モールなどはすべてブラック・アウトされ、精悍だが控えめなエクステリアが特徴だ。

本来318iでは選べない特別な仕立て

ボディのエンブレムはサイドのMスポーツを除いて一切なく、50周年を記念するプレートはセンター・コンソールのリッドに装着されるのみという潔さ。

本来318iでは選べない特別な仕立て
本来318iでは選べない特別な仕立て

このハイグロス・ブラックの装いは、Mスポーツ・パッケージ・プロに含まれるMシャドー・ライン・エクステンド・コンテンツと呼ばれるアイテムで、トリコロールのMシートベルトや控えめなリア・スポイラーと同様、そもそも本来同パッケージは318iには装着不可なものであり、50周年限定車のみの特別仕立てである。

本来318iでは選べない特別な仕立て

同じく通常なら選択できないファスト・トラック・パッケージに含まれるMスポーツ・ブレーキ(ブルー・キャリパー)、19インチのバイカラーMアロイ・ホイールも装備している。この2種のパッケージに相当する装備だけで、698万円(セダン)という車両価格以上の内容である。

本来318iでは選べない特別な仕立て
本来318iでは選べない特別な仕立て

細かいところでは、インテリアのドア・ハンドルやパワーウィンドウ・スイッチ、エア・アウトレットの調整ノブなどもクローム・シルバーでトリムされているが、これらも通常のシリーズ・モデルでは選択できない装備品である。ちなみにドライバーズ・シートはサイド・サポート調整機能も備わる『Mパフォーム・テックス』と呼ばれるバックスキン調の素材とファブリックのコンビネーション・スポーツ・シートである。
 

また、ドライビング・アシスト・プロフェッショナルは高速道路の渋滞時に役立つハンズ・オフ・アシストも装備されている。インフォテインメント・システムやコネクティビティも、時代の最先端レベルを誇るものを備える。

普段の使い勝手とスポーティさの両立が肝

このような高い機能性、実用性(全幅は最新型でも1825mmに抑えられていることも美点だ)を誇りながら、3シリーズがデビューするずっと前から社是として掲げる「駆けぬける歓び」にいささかも陰りがないのが感心するところだ。

普段の使い勝手とスポーティさの両立が肝

もちろん、走行性能だけならストイックな2シーターが優るだろうし、荷物を積むなら大きなSUVの方が便利かもしれないが、3シリーズのぶれない軸は他にある。日常的な実用性とスポーティさの高度なバランスが、プレミアム・セダン(とワゴン)としての3シリーズの真骨頂なのである。

文=高平高輝 写真=阿部昌也

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