BMW EfficientDynamics 消費量と排出量

消費量と排出量。

BMW EfficientDynamics:燃料消費量とCO2排出量の新たな測定法と、ディーゼル技術に関する詳細。

新車の燃料消費量とCO2排出量は、規定の試験手順に基づいて測定されます。 2018年9月、欧州ではそれまで適用されていた燃費試験、NEDC(新欧州ドライビング・サイクル)に代わり、より現実的なWLTP(乗用車等の国際調和排出ガス/燃費試験法)が導入されました。 ラボで行われるこの試験は、RDE(実走行排出量)という路上走行で排出される汚染物質を測定する試験によって補完されます。 今後車を購入する際には、この新たな基準によって、より確かな車両の燃料消費量と排出量を知ることができるのです。 またここでは、ディーゼル・エンジンのサステイナビリティと効率に役立つ情報もチェックできます。

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消費量と排出量。BMW EfficientDynamics:燃料消費量とCO2排出量の新たな測定法と、ディーゼル技術に関する詳細。

WLTPの特徴を知るための5つのファクト。

  • 01 新たに導入されたWLTPでは、より現実に即した燃費測定が可能。
  • 02 より長いサイクル・タイムと距離、高く設定された平均速度と最高速度、よりダイナミックな加減速状況の想定。
  • 03 オンロードでの走行条件により近い形での数値を測定することが可能。
  • 04 予想される燃料コストの透明性を高めることができます。
  • 05 WLTP基準は2017年9月1日から、段階的に導入。

WLTPモードでの測定。

より現実的な燃料消費量とCO2排出量の数値を知るための精確な測定法。

新たな測定法WLTPは、世界規模でまとめられた現実的な運転データをベースに構築されているため、実際に路上を走行する際の数値により近い測定値を算出することができます。 従来のテスト基準との具体的な違いは、いっそう厳格化されたテスト条件と走行速度、そしてサステイナビリティの観点から延長されたテスト時間(20分から30分へ)です。
CO2排出量をより正確に測定するため、標準装備の車両とオプション装備を含む車両のいずれもがテストの対象となります。 その結果、車両タイプごとの2つの値がわかります。エアロダイナミクス、重量および転がり抵抗に応じた、燃料消費値の最低値と最高値です。 今後はWLTPによって、車両の燃料消費量とCO2排出量をより適切に評価できるようになるでしょう。また、カスタマイズされた車両構成の場合、個別の数値が直接示されます。しかしながら、この測定法を使用しても現実世界においての偏差は起こり得ることを理解しておかなければなりません。 日々の消費量とCO2排出量は、地形や気候条件、個人の運転スタイルによっても大きく左右されるからです。 他に交通状況、運搬中の積載物、エアコンなどの使用も、数値に影響を与える要因となっています。 ひとつだけ確かなことがあるとすれば、 それは、この測定法が従来よりもはるかに現実的であることです。つまり、内燃エンジン車では今までより高い燃料消費量やCO2値排出量になったり、電気自動車ではより少ない航続可能距離を示したりと、書類上の数値が悪化することも予想されます。 しかしそれは、実際の燃料消費量や航続可能距離に悪影響を与えるという意味ではありません。 BMW Groupは、消費量と航続可能距離のさらなる改善を求めて、常に新たな技術の開発に取り組んでいます。
2021年1月からは、自動車法にEU法を適用しているすべての国で、全自動車におけるWLTPの公表が義務付けられます。

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WLTPとNEDCの比較。

新基準と旧基準、2つの測定法の違いをチェック。

測定方法
NEDC
WLTP

実走行排出量(RDE)

実際の路上走行によって排出される汚染物質の現実的な測定。

2016年5月中旬から、EUおよびスイス、トルコ、ノルウェー、リヒテンシュタインおよびイスラエルの全自動車メーカーに対して、実走行排出量(RDE)の測定が義務化されています。 RDE試験では、粒子状物質や窒素酸化物(NOx)などの汚染排出物が路上で測定されます。 これにより、日常的な走行で想定されるより現実的な平均排出値を求めることができます。
また、BMW Groupは日常使用による汚染物質の排出値をさらに抑えるため、さまざまな技術を車両に搭載し排気ガスの削減を追求しています。
たとえばBMW BluePerformanceと呼ばれる排出ガス処理技術によって、ディーゼル・エンジンの窒素酸化物の排出量を低減。 2020年以降導入されている新世代の6気筒ディーゼル・エンジンでは、エンジン近くに配置された吸蔵触媒コンバーターが、さらに効率的なSCRシステムに置き換えられています。 その結果、特に都市部でのNOx排出量が大幅に改善されています。 これに加えアンダーボディにある2つ目のSCR触媒コンバーターがさらなるサポートをもたらし、車両によっては「AdBlue®」という還元剤を噴射してNOxを低減するシステムを備えています。
BMW Groupは、NOx吸蔵触媒コンバーターとSCRシステムの組み合わせを量産車に導入した初の自動車メーカーです。 BMWはこの「AdBlue®」の二重噴射テクノロジーを確立することによって、排気ガスの浄化と汚染物質の削減に対して、再び新しい基準を打ち立てています。
2006年以降のディーゼル・モデルには、粒子状物質を減らすための粒子フィルターが標準装備されており、 現在はガソリン・エンジンのすべてのモデルにも、専用粒子フィルターが備わっています。
BMWはこのようにして、2020年1月からすべての新車に義務づけられる排気ガス規制「EU6d」のRDE基準値にも準拠していきます。 また、EU6c、EU6dの排気ガス基準は、RDEテストにおける粒子状物質と窒素酸化物の規制値も定義しています。
尚、日本国内では、2022年10月以降の新型ディーゼル車に、また2024年10月からは全てのディーゼル車に日本独自のRDE試験によるNOx排出量の測定が義務化される予定です。

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BMWツインパワー・ターボ・テクノロジーが生み出す、高性能エンジン。

パワフルで効率的:BMWガソリン・エンジンおよびディーゼル・エンジン。

BMWツインパワー・ターボ・テクノロジーが生み出す革新的なガソリンおよびディーゼル・エンジンは、すべてのBMWの心臓部です。 最新の噴射システム、完全可変パフォーマンス・コントロール、そして革新的なターボチャージャー技術を組み合わせ、比類なきエンジン・パフォーマンスを実現します。

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BMW EfficientDynamics BMWツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジン

BMWツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジン

卓越した滑らかさを誇る革新的な3気筒ガソリン・エンジン、4気筒ガソリン・エンジンおよびBMWツインパワー・ターボ直列6気筒ガソリン・エンジンは「Engine of the Year Award(エンジン・オブ・ザ・イヤー)」を複数回受賞し、エンジン開発における新たな指標を打ち立ててきました。BMW EfficientDynamicsの技術によって生み出されるエンジンの最新世代は、前の世代よりもさらにパワフルかつ経済的および低排出となっています。

BMW EfficientDynamicsの基盤となる革新的な技術パッケージは、最新のインジェクション・システムやダブルVANOS、バルブトロニックを先進的なターボチャージャー・テクノロジーと組み合わせ、効率とダイナミクスを高次元で両立。その結果もたらされた極めて高性能なパワー・ユニットは、世界に誇るBMWのエンジン技術を象徴しています。

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BMW EfficientDynamics BMWツインパワー・ターボ・ディーゼル・エンジン

BMWツインパワー・ターボ・ディーゼル・エンジン

BMWツインパワー・ターボ・ディーゼル・エンジンには、BMW EfficientDynamicsの理念が見事に具現化されています。パワー、走行特性そして経済性を最大限に引き出すとともに最小限の燃料消費を実現。その卓越した効率とダイナミクスに疑いの余地はありません。さらに理想的なエントリー・レベル・エンジンとして機能する3気筒のBMWツインパワー・ターボ・ディーゼル・エンジン、革新的なBMWツインパワー・ターボ4気筒ディーゼル・エンジン、そして特にパワフルなBMWツインパワー・ターボ直列6気筒ディーゼル・エンジンのいずれもが、排出量と摩擦損失を大幅に低減。これによって、ドライビングの歓びを心ゆくまで堪能することができます。BMW EfficientDynamicsの技術を結集したアルミニウム軽量構造のディーゼル・パワー・ユニットには、可変ジオメトリー・ターボチャージャーと、最新世代のコモンレール・ダイレクト・インジェクション・システムが組み合わされています。

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BMW EfficientDynamics BMWディーゼル・エンジン クローズアップ

BMWディーゼル・エンジン: 先駆的、効率的、そしてサステイナブル。

ディーゼルは経済性に優れているだけでなく、革新的かつ高効率なパワーユニットでとして、気候目標を満たす上でもサステイナブルな貢献をしています。 革新的なAdBlue®噴射技術によって、現代のBMWのディーゼル・モデルは窒素酸化物(NOx)の排出量をゼロに近づけつつあります。 汚染物質の排出量のさらなる削減のために、こうした排出ガス浄化技術が駆使されているのです。 その結果、ディーゼル・エンジンは、特に定期的に長距離運転するドライバーにとって効率的かつサステイナブルなパワー・ユニットとなっています。 BMW Groupは常に、これらのエンジンの開発と改善のためにたゆまぬ努力を続けています。

ディーゼルに関する基礎知識。

サステイナビリティやコスト効果または効率など、現代的なディーゼル・エンジンを支持する理由は数多くあることでしょう。 それでも、背景にある事実や情報が十分に知られているとは言えません。 ここでは、ディーゼル・エンジンの概要や汚染物質の排出に関することなど様々なトピックをご紹介。豊富で有益な情報を得ながら、ディーゼル・エンジンの知識を深めてください。

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  • ディーゼルと環境
  • 粒子状物質と粒子フィルター
  • CO2がもたらす影響とは?
  • NOx(窒素酸化物)とは?
  • EU排出ガス基準
  • 環境ゾーン
  • 環境(排出ガスレベル認定)ステッカー

FAQ ― 消費量および排出量の測定法

あなたの質問にBMWがお答えします。.

  • WLTPとは何ですか?
  • WLTPのドライビング・サイクルとはどのようなものですか?
  • 私たちにとってWLTPとはどのような意味がありますか?
  • RDEとは何ですか?
  • EU6とは何ですか?
  • 選択接触還元(SCR)とは何ですか?
  • BluePerformanceとは何ですか?
  • 粒子フィルターとはどのようなものですか?
  • 電気自動車とハイブリッド自動車にとって、WLTPはどのような意味がありますか?
  • ※このページで使用している画像の一部は日本仕様とは異なります。一部デザインや仕様が異なる場合や日本に導入していない場合もありますのであらかじめご了承ください。
  • ※画像は一部日本仕様と異なり、またオプション装備を含む場合があります。