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BMW DRIVING EXPERIENCE 2025 at 鈴鹿サーキット 開催レポート

BMW DRIVING EXPERIENCE 2025
at 鈴鹿サーキット 開催レポート

※このページで使用している画像・動画は日本仕様とは異なります。また、オプション装備等を含む場合があります。

BMWを、もっと愉しむために。

世界各国において、一般のドライバーを対象にBMWが実施している
トレーニング・プログラム「BMW Driving Experience」。
日本においても1989年の開校以来、数多くのドライバーに走りのノウハウを授けてきた。

 

2025年は7月の富士スピードウェイに続き、
10月には鈴鹿サーキットでも開催。今回はその模様をレポートする。

密度の濃いレクチャーが、聞き手の熱意を掻き立てる。

密度の濃いレクチャーが、聞き手の熱意を掻き立てる。

2025年10月9日(木)、まだ街が目覚めきらない午前7時前。三重県の鈴鹿サーキットには、この日本を代表するコースで開催される「BMW Driving Experience」へと参加するため、ドライバーたちが続々と到着。なかには夫婦や親子で参加する人々の姿もみられ、会場は期待と熱気にあふれていた。

 

午前7時30分、座学での基礎講習がスタート。チーフ・インストラクターを務める菰田潔氏曰く「BMWをドライブするにあたって伝えたいところを話すと2時間を優に超えてしまうので、今日はぎゅっと凝縮して」。その言葉の通り、運転についての基本的な事項から理想的なコーナリング、タイヤ理論に至るまで、短い時間ながらも丁寧で密度の濃い内容の講義が行われた。参加者はその言葉に、真摯に耳を傾ける。

敢えてスピンさせることで、コーナリングの限界を知る。


基礎講習が終わると参加者たちはグループに分かれ、いよいよクルマに乗り込んでの実技講習に。本プログラムのインストラクターを務める萩原秀輝氏、佐藤久実氏も加わり、菰田氏とともに参加者の指導にあたる。

 

コーナリング講習では、人為的に濡らした路面上で「アンダーステア」と「オーバーステア」の感覚を体験する。まずはインストラクターのデモンストレーション。オーバーステアの状態からくるりと回転しクルマを意図的にスピンさせると、参加者からは思わず声があがる。摩擦係数の少ないウェット路面でコーナリングすることにより、普段できない挙動を“安全な環境下で”体感することがテーマの本講習。インストラクターからの指導のもと、オーバーステア状態からのスピン回避など公道上では実践することが難しいテクニックにもトライ。参加者からは 「クルマが滑る感覚など、未体験のことを感じられるのが良かった」というコメントもあった。

敢えてスピンさせることで、コーナリングの限界を知る。
敢えてスピンさせることで、コーナリングの限界を知る。
敢えてスピンさせることで、コーナリングの限界を知る。
敢えてスピンさせることで、コーナリングの限界を知る。

腕を磨くとともに、先進のテクノロジーを体感する。


ブレーキング講習では、直線コースにて加速状態からのフル・ブレーキングを体験。デモンストレーションでは、ブレーキング開始から停止までの制動距離が想像以上に短かったことに誰もが驚く。ドライとウェットの異なる路面状況における感覚の違いから、ABS(アンチロック・ブレーキング・システム)を作動させながらの障害物回避まで。インストラクターによる的確なレッスンを通じて、参加者は愉しみながらも真剣に、技術を自分のものにしていく。

今回はプログラムの一環として、BMWの運転支援テクノロジーを体感する機会も設けられた。「衝突回避・被害軽減ブレーキ」はインストラクターの運転するクルマに同乗し、自転車で道を横切る人を模したパネルに向かい走行。システムが障害物を検知し、自動的にブレーキが作動するのを体験した。さらに、縦列駐車の際のコントロールをクルマが自律的に行う「パーキング・アシスト」と、進んできたルートに沿って後退時のステアリングをクルマが操作する「リバース・アシスト」は、参加者自身が運転席に座り体験。どちらもシステムの精度とスムーズさを実感し、改めてその高度な性能に感嘆していた。 

憧れのコースを『M』のパフォーマンスと駆ける。


昼食を挟み、午後はいよいよ待ちに待ったサーキット走行。用意されたのはハイパフォーマンス・タイヤを履いたM3 Competition M xDrive、M5、XMなど。参加者はそれぞれのモデルに乗り込み、インストラクターがドライブする先導車に続く形でコース・インしてゆく。隊列走行ではあるが、コース上での平均速度は120-150km/hほど。トランシーバーを利用し、先導車からのアドバイスをリアルタイムで貰いながら、スポーティなハンドリングや路面からのレスポンス、強大な加速とブレーキングを体感する。世界のトップ・ドライバー達が賞賛する鈴鹿サーキットのグランプリコースを走りながら、その歓びは周回を重ねるごとに大きく、深くなっていったことだろう。

 憧れのコースを『M』のパフォーマンスと駆ける。

さらに、普段入ることのできないメインストレートを歩くグリッド・ウォークや、サーキットの裏側を覗くバックヤード・ツアーを開催。今回は特別に、BMW Group Japanのオフィシャル・レースである『BMW & MINI Racing』で使用されるサーキット専用マシン、M2 CS Racingに同乗してプロ・ドライバーの全開走行を体感するM CIRCUIT TAXIも行われた。

1日の達成感とともに、鈴鹿をクルージング。


すべてのプログラムを終え、修了式。チーフ・インストラクターの菰田氏より一人ひとりに修了証と記念品が手渡された。充足感にあふれた参加者たち。今回の感想を伺うと「自分の運転で走ることの意義やBMWの愉しさを、改めて感じることができた」「鈴鹿を満喫できるプログラムだった。やっぱり高速での走行が(BMWは)良い」といったコメントもあった。

 

最後は、鈴鹿サーキットのホームストレートに参加者たちがマイカーを乗り入れ、グリッド上に整列。記念にとその様子を写真に収めると、総勢40台以上のBMWによるパレード・ランが午後5時過ぎにスタート。さきほど高速で走ったコースを改めて確かめ、そして誰もが名残を惜しむかのようにゆっくりと周回しながら、鈴鹿サーキットでの「BMW Driving Experience 2025」は無事その幕を閉じた。

1日の達成感とともに、鈴鹿をクルージング。

今回、実に10年ぶりに参加された方から「前回(10年前)とはプログラムが全然違っている。新鮮で非常に愉しい1日だった」というコメントがあった。「BMW Driving Experience」ではテクノロジーの進歩や環境の変化を敏感に捉えながら、レクチャーの内容を常にアップデートし続けている。その熱意の源泉は、“多くの人に、ドライビングをより安全に、より愉しんでいただくために”という、開校以来変わらぬ理念に他ならない。

 

BMW Japanでは、今後もこのような取り組みを積極的に推進してゆく。

菰田 潔 KIYOSHI KOMODA

菰田 潔

Kiyoshi Komoda

BMW Driving Experienceが日本で開校となった1989年からチーフ・インストラクターを務める。ドイツのニュルブルクリンク北コースで開催されるBMW M社主催のトレーニングにおいても、日本人参加者に“ニュルの走り方”を伝えている。

萩原 秀輝 HIDEKI HAGIHARA

萩原 秀輝

Hideki Hagihara

モータージャーナリスト、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。自身のレーシング・ドライバーとしての経験から培った、走りとドライビング理論に対する深い洞察力を基にBMW Driving Experienceのインストラクターを務める。

佐藤 久美 KUMI SATO

佐藤 久実

Kumi Sato

大学在学中にレース・デビュー。ニュルブルクリンクやスパ・フランコルシャンなど、海外の24時間レースでも入賞を果たす。サーキットで培ったスキルをベースに、自動車評論家やドライビング・インストラクターとしても活動。

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