これまで長きにわたり、文化・芸術やスポーツのさらなる発展のための活動を続けているBMW。とりわけゴルフには40年ものサポートを続けていて、近年では2022年から、日本男子プロツアーの4大メジャー大会に数えられる「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」の冠スポンサーを今年も務めている。
そんなBMWがサポートする「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ2025」の開幕まで1カ月を切った5月12日、開幕直前スペシャルイベントが開催された。会場は麻布台ヒルズにあるBMWブランド・ストア『FREUDE by BMW』(東京・麻布台ヒルズ)。当日は、2021年大会を制したBMW契約プロの木下稜介、2019年チャンピオンの堀川未来夢、そして今季プロ初優勝を目指す阿久津未来也の3選手と、フリーアナウンサーでタレントとしても活躍する鷲見玲奈さんが登壇した。
左ふたりめから、木下稜介選手、堀川未来夢選手、阿久津未来也選手、鷲見玲奈さん。
海外ツアーのような雰囲気で、そのぶんプレッシャーも大きい
木下稜介選手。2024年賞金ランキングは6位。ミズノオープンにて優勝、日本オープンでは最後まで優勝を争い堂々2位でフィニッシュ。
まず話題に挙がったのは、「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」の雰囲気について。
木下選手は「BMWがスポンサーを務めるようになってから、雰囲気が格段によくなった」と、会場のホスピタリティのよさを語った。「18番ホールのグリーン奥にある特設テントや、1番ホールのティーイングエリアのギャラリーとの近さなど、まるで海外のツアー大会に参加しているような印象を感じられます」。
堀川選手が注目するのは、やはり18番ホールのグリーンを囲むように設置される、特設テントやギャラリースタンド。「国内ツアーの中で一番、ギャラリーとの距離が近い。あまりの近さに、緊張でパターを打つ手がブルブル震えている選手もいるほど(笑)」。またホールアウトした選手と触れ合えるイベントが行われるのも「この大会だけです。海外ツアーのような雰囲気を、ギャラリーと一緒に選手たちも楽しめるんです」と語った。
堀川未来夢選手。賞金ランクは6季連続で20位以内。ゴルフファンとの交流や情報発信に積極的で、自身のYouTubeチャンネルは登録者数38万人
2選手が語ったとおり、18番ホールは「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」のハイライト。グリーンを囲むように設営される観戦エリア「BMW VIP LOUNGE」は、選手たちの息遣いが聞こえてきそうなほどの距離でテラスから楽しめる特別席。またテントではケータリングを用意し、食事やドリンクを楽しみながら選手たちのプレーやゴルフ場ならではの自然を堪能できる。
さらに大会3日目には「笠間スポーツ&フードフェス」を同時開催。さまざまなスポーツ体験や地元・茨城の食材を使ったメニューを楽しめるイベントが用意されている。夜には、茨城県が誇る老舗の野村花火工業が手がける花火も打ち上がるのだが、「3日目に残った、つまりは予選を通過した選手だけが見られるんです(堀川)」と、実は選手たちも楽しみにしているようだ。
鷲見玲奈さん。元テレビ東京アナウンサー。ゴルフ歴は6年ほどで、ベストスコアは91。過去にはゴルフ番組のMCを務めたこともある、ゴルフフリーク。
このように、ホスピタリティ満点で家族も楽しめる「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」の様子を聞いた鷲見さんは、「楽しいのがゴルフ好きのお父さんだけではないのがいいですね。それからBMW VIP LOUNGEはリゾート気分を味わいながら観戦できるなんて、とてもすてき。選手たちからすれば“高みの見物”かもしれませんが(笑)」と会場を沸かせた。
豪華報酬の中で、プロ選手が絶対に手に入れたいものとは
一方で阿久津選手は、宍戸ヒルズカントリークラブ西コースで開催される大会期間中、コース内や特別エリアに展示されるBMWの車両に言及。「大会に華を添えて、雰囲気をより盛り上げてくれている印象です。特に18番ホール。2打目となるフェアウェイから真正面に、副賞のクルマがよく見えるんです。それがいい緊張感を生みながら、気持ちを盛り上げてくれます」。
阿久津未来也選手。2024年は賞金ランク21位。横浜ミナト選手権で自己最高の2位、パナソニックオープンでも優勝争いに加わって3位を獲得。
ここから話は「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」の報酬について。
賞金総額1億5000万円、優勝賞金3000万円と、さすがはメジャー大会、国内ツアー屈指の額を誇る。また副賞としてBMWが用意するクルマは、ラグジュアリークラスのSUV「X7」の限定モデル「BMW X7 M60i xDrive BLACK-α」。日本限定で10台*しか存在しないスペシャルな1台だ。またヨーロッパ・DPワールドツアーのひとつ、BMW インターナショナルオープンの出場権が付与される。
*BMW X7 M60i xDrive BLACK-αはオンライン限定で9台が一般販売となりますが、現在はご好評につき予約予定台数に達したため、キャンセル待ちリクエストを受付中です。
副賞として用意される限定モデル「BMW X7 M60i xDrive BLACK-α」のカラーは、すべての光の波長を吸収する塗料を使ったマット仕様による力強い迫力を表現した、フローズン・ブラック・メタリック。圧倒的な存在感を放つ、まさにプレミアムラグジュアリーを体現した1台だ。
豪華な報酬が待っているが、プロ選手たちがもっとも手にしたいと語っていたのが、日本ゴルフツアー機構(JGTO)の5年間のシード権。予選会を参加せず優先的に特定のトーナメントに参加できるため、特に「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」の優勝実績を持つ木下選手と堀川選手は、その重要性を熱く語っていた。
「5年間のシード権を得られたことで、安心して海外に挑めた。2021年大会を勝てたことは、ゴルファーとしての人生を変える、大きなターニングポイントでした(木下)」
「5年という長い期間、働く場所が与えられるというのは、プロとしてとても大事なこと。スイング改造などの長期的な計画も立てやすく、自身のキャリアを大きく左右しますね(堀川)」
プライドを賭けた戦いは、極めて熾烈(しれつ)
華々しい雰囲気の中、豪華報酬をかけて戦う「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」。
今大会は、最終日の18ホールまで決して目が離せない、非常にスリリングな大会としても知られている。その要因として挙げられるのが、2003年より関東圏屈指の名門ゴルフコースとして知られる茨城県の宍戸ヒルズカントリークラブ西コースのコースセッティングだ。
宍戸ヒルズカントリークラブ西コースの攻略法を聞かれるも「ありません!(堀川)」ときっぱり。よほどの難コースのようだ。
選手たちのあいだでも難関と囁(ささや)かれているようで、「7番あたりから、息つく暇もないホールが続く(木下)」「優勝を狙える順位にいる最終日後半なんて、通常ハーフ2時間15分と言われるところ、5時間ぐらいに感じる(堀川)」、「18番のスタンドがあることでプレッシャーも高い(阿久津)」と、コースセッティングの難しさについて語った。
こうして、大会の見どころや会場の楽しみ方を大いに語ってくれたプロ選手たちだが、開幕直前イベントではこれまたプレッシャーがかかる戦いが待っていた。プロ3名と鷲見さんによる個人戦のパット対決だ。
プロ3名は一度は左打ちを義務付けられ、また鷲見さんはマイパター&マイボールという、ハンディ戦。木下、堀川両名のプレーオフに突入したが、3回にわたる直接対決でも決着がつかず。プライドをかけた熾烈(しれつ)な戦いは、最後はじゃんけんによって、堀川選手の優勝で幕を閉じた。
勝負強さを見せた堀川選手には、BMWオリジナルスウェットシャツがプレゼントされた。
選手にもギャラリーにも特別な大会に、かける意気込み
また参加者から事前に受けた質問に答えるお悩み相談のコーナーでは、プロならではのストレッチ方法やトレーニング方法を披露。なかには簡単に取り入れられて、すぐにでも効果を発揮しそうな、お手軽ルーティンなども公開してくれた。
こうしてファンとの交流を深めたプロ3名。最後に1カ月後に控えた「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ2025」への意気込みを語ってくれた。
「2021年大会での優勝が、実はキャリア初優勝。まさに人生を変えた瞬間でした。選手としてよりステップアップするためにも、もう一度優勝したい。そして副賞も絶対に持って帰りたい(笑)」(木下)
「2019年の優勝で勝ち取った5年間のシード権は、昨年まで。この試合で優勝し、また5年間、男子ツアーに参加できるようにしたい」(堀川)
「優勝経験のあるふたりが話すとおり、人生が変わるタイトルのひとつだと思います。同じタイトルを取って、肩を並べられるように頑張りたい」(阿久津)
約1時間にわたり、大会の魅力を大いに語ってくれた3選手。彼らの今大会での活躍に注目したい。
国内男子ツアー指折りのビッグトーナメントとして、今年も熱戦が期待される「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」。大会本戦は6月5日(木)から6月8日(日)までの4日間、茨城県笠間市の宍戸ヒルズカントリークラブ西コースにて開催される。
Esquire
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BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 2025
2022年よりBMWが冠スポンサーを務める男子プロ・ゴルフのメジャー大会「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」。2025年は、6月5日(木)~8日(日)の期間で、今年も宍戸ヒルズカントリークラブ(茨城県)にて開催されます。
BMW X7 BLACK-α
漆芸、水墨、書道。この国が育んできた黒への感覚。黒のなかにあらゆる色合いを見出す審美眼。その美意識を受け継ぐモデルが、BMWから誕生。
“BLACK-α”のコンセプトのもと、漆の加飾を施したトリムとコンソール。“美しき黒”の世界を探究したフロア・マット。精悍なエレガンスで満たされ、乗る者を無限の黒の世界へと誘う、真に贅なる一台がここに誕生しました。
※BMW X7 M60i xDrive BLACK-αはご好評につき予約予定台数に到達いたしました
BMW X7 M60i xDrive “BLACK-α” – 技術の深淵。漆黒の美
BMW X7の広大な室内空間でドイツのクラフトマンシップと和の美学が相対する時、そこに新たなるラグジュアリーが生まれます。崇高な黒と輝きの世界。それこそがBMW X7 M60i xDrive “BLACK-α”なのです。
※BMW X7 M60i xDrive BLACK-αはご好評につき予約予定台数に到達いたしました
BMW BELIEVES
BMWは、半世紀以上に渡り、芸術および文化振興のためのさまざまな活動に積極的に取り組んできました。これまで実現したプロジェクトの数は全世界で優に100を超え、多様なパートナーとのコラボレーションが生むユニークな体験や出会いによって、交流、革新、創造の新たな機会をもたらしてきたのです。
BMWはモータリゼーションの枠を超え、クラシック音楽やゴルフ、モータースポーツなどのさまざまな活動を支え続けています。
※記載の内容は2025年5月30日現在のものです。