オーバーテイク、レイン・コンディション、激しい争い:激戦を経て BMW のマルコ・ウィットマンが表彰台へ

■昨シーズンの DTM 選手権の覇者は後方から追い上げて3位を獲得
■レース中盤からの雨で状況は混沌となった
■ティモ・グロックは自身の DTM キャリアで2度目のポール・スタート

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ホッケンハイム発:
BMW DTMチームは2017年のシーズン開幕戦が行われるホッケンハイム(GER)で、2つの表彰台と1つのポール・ポジションを獲得。ティモ・グロック(GER)は土曜日のレースで2位となり、翌日曜日のレースでポール・ポジションを得た。彼は激しい雨に襲われ混戦模様のレースを8位で終了した。昨年のDTMチャンピオンマルコ・ウィットマン(GER)は、この難しい状況の中を果敢に戦った。日曜日に彼は17番グリッドからスタートして3位まで追い上げ、今年初の表彰台に立った。ブルーノ・スペングラーも9位でフィニッシュした。

予選:
ティモ・グロックは、エキサイティングな予選セッションで、DTMのキャリアで2度目のポール・ポジションを確保した。路面はドライ・コンディションで、彼の所属するBMW Team RMG(RMR)は、セッション終了直前にタイミング・スポットを得て1:31.406の最速タイムを記録した。新しいDTMのレギュレーションにより、彼はドライバーズ・チャンピオンシップで3ポイントを獲得したことになる。アウグスト・ファーファス(BRA)は信じられないほど不運だった。彼は2番目のタイムを出したが、予選がクローズしたわずか1秒後に最終ラップを開始したため、この記録は無効となった。そのほか、ブルーノ・スペングラー(CAN)はBMWで2番目に良いタイムを出して6番スタートとなった。また、トム・ブロンクビスト(GBR)、マキシム・マーチン(BEL)、マルコ・ウィットマン(GER)、ファーファスは、それぞれ14番、15番、17番、18番スタートとなった。

レース:
DEUTSCHE POST BMW M4 DTMのマシンを駆るティモ・グロックは、ドライ・コンディションの中、ポール・ポジションでレースを始め、初めはリードを守っていた。しかし序盤のセーフティ・カー出動の後、インディ方式のリスタートの大事な場面で彼はポジションを下げてしまう。マキシム・マーチンとアウグスト・ファーファスのこの日のレースは、あっけなく終わりを迎える。今年から採用された新しい方法のリスタートで、二人のドライバーはクラッシュに巻き込まれた。SAMSUNG BMW M4 DTMのマーチンは、コースを外れる以外に選択肢はなかった。Shell BMW M4 DTMのファーファスは、マシンを損傷して14周目でガレージに戻った。グロック、ブルーノ・スペングラー(BMW Bank M4 DTM)とマルコ・ウィットマン(Red BullBMW M4 DTM)がトップ10を走る中、レース中盤で雨が降り始めた。グロックとスペングラーは雨が降り始める前にすでにピット・インしていたため、再度ピット・インをしてウェット・タイヤに替える必要があった。この結果、表彰台を逃すことになった。ウィットマンは既定のピット・インでレイン・タイヤに切り替えられるようにするため、ピット・ストップのタイミングを遅らせた。その結果、彼は最終的に3位に入ることができた。17番グリッドからの追い上げという素晴らしい戦いだった。グロックとスペングラーも8位と9位でポイントを獲得した。BMW Driving Experience M4 DTMのトム・ブロンクビストは12位だった。 

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コメント:

BMWモータースポーツ・ディレクター、イェンス・マルクアルト:
 「ここホッケンハイムの第2レースは、神経が擦り切れそうでした。晴天からの突然の豹変、インディ方式のリスタートなど、このレースには多くのことが起こりました。実に厳しい戦いでした。17番からスタートして3位でゲームを終えたマルコには、大きな賛辞が寄せられるでしょう。凄いレースでした。雨の中で決して容易ではなかったでしょうが、彼はミスを犯さなかった。ティモにとって、彼のピット・ストップが少し早すぎたのは残念でした。それ以外は、良く努力してくれました。チームは3台がトップ10に入りました。もう少し増やせたらよかったのですが、ポイント獲得を喜びたいと思います。全体として、この後に続く2017年のDTMにとって良い週末を過ごせたと思います。様々な対策は結果に結び付き、ドライバーたちはレース・ファンのための素晴らしいショーを演じてくれました。レースはエキサイティングで、3つのメーカーの各マシンが、2つのレースで表彰台に上りました。私はチームにとって素晴らしいシーズンであることを確信しています。すでにチームはラウジッツに向けて動き出しています。」

ステファン・ラインホルト(BMW Team RMG 責任者):
「予選の後、マルコとチーム全員ががっかりしたが、それでも私たちは、レースでは何が起こるかわからないということをよく知っていました。マルコは素晴らしい仕事をした。私たちは速かったし、今日、私たちの新しいBMW M4 DTMが雨の中でも速いことを示しました。ティモのピット・ストップは、確かに早すぎました。雨があれほど強くなるとは思わなかった。私たちはレースを通してスリックで行けるだろうと思っていたが、あれほどの雨では無理でした。でも、ティモのパフォーマンスはとても良かった。アウグストはとても残念だった、クラッシュに巻き込まれてマシンはかなりのダメージを受けていた。」

マルコ・ウィットマン(#11、Red Bull BMW M4 DTM – 決勝グリッド:
17番、レース結果:3位 – 参戦数58回、8勝、表彰台16回、ポール・ポジション8回、539ポイント、ドライバーズ・タイトル2回):「もの凄いレース(メガ・レース)だった。3位という結果はとても満足している。グリッド17からスタートしたんだから、勝ったみたいなものだよ。ファンタスティックなオープニング・ラップだったし、リスタートの後も順位を上げたからね。雨が降り始めたとき、レイン・タイヤに替えるタイミングを決めるのはかなり難しかった。結果として正しい決断ができたと思う。ストラテジーは完璧に機能したよ。

アウグスト・ファーファス(#15、Shell BMW M4 DTM – 決勝グリッド:
18番、レース結果:リタイア – 参戦数68回、4勝、表彰台12回、ポール・ポジション5回、345ポイント):「残念だ、今週末はとてもタフだった。予選ではすごくいいラップを刻めたが、惜しいことにカウントされなかった。レースでは、リスタートのときに何度かサイドにぶつけられてしまった。あれは、かなりゴチャゴチャしていたね。何が起こったか全然分からなかったよ。」

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ティモ・グロック(#16、DEUTSCHE POST BMW M4 DTM – 決勝グリッド:
1番、レース結果:8位 – 参戦数58回、3勝、表彰台6回、ポール・ポジション2回、238ポイント):「僕の考えでは、ジェイミーはリスタートでルールを守っていなかったし、5秒のペナルティでは納得がいかない。それは別として、今日は少し賭けに出て失敗したのが悔しかった。僕は雨が短時間の軽いものだと思って、ピット・ストップの時間を省こうとしたんだ。ブルーノがピットに入っていたので、僕は1ラップ遅らせる必要があり、それが正しい決断ではなかったことは明らかだ。幸いにも、僕はその後でポイントを取り戻せたから、まぁ結果としては今日のレースには満足している。その決断のことは置いといて、この週末はチームにとっては、概ね良い結果だったと思う。マルコが後方から表彰台に戻って来られたのはうれしかった。彼にとっても、チームにとっても凄くうれしいことだ。彼らは素晴らしい仕事をしたし、本当に一生懸命だった。

バート・マンペイ(BMW Team RBM 責任者): 
「私たちには残念な結果となりました。2台のマシンがまた事故に巻き込まれてしまいました。マキシムは素晴らしいスタートをしたが、リタイアしなければなりませんでした。トムはまたレース序盤でぶつけられてしまい、それがとても残念でした。チームはどうにかブルーノに週末の初ポイントを取らせることができました。私たちは早めに彼をスリック・タイヤでレースに戻そうと考えていました。それはとても良い戦略だったと思っています。しかし雨が降り始め、我々はもう一回、彼をタイヤ交換に戻さなくてはなりませんでした。我々の仕事は、努力を重ねて最初の週末レースの結果を次につなげることだと思っています。素晴らしいレースでした、マルコおめでとう。」

ブルーノ・スペングラー(#7、BMW Bank BMW M4 DTM – 決勝グリッド:
6番、レース結果:9位 – 参戦数141回、14勝、表彰台45回、ポール・ポジション17回、760ポイント、ドライバーズ・タイトル1回): 「今日のレースで鍵となったのは運だ。残念なことに、私たちに運はなかった。ピットに入って、新しいスリック・タイヤに交換したが、その時点でそれは正しい戦略だった。惜しむらくはその直後に雨が降り始めたことで、もう一度ピット・インしなくてはならなくなった。その結果、今日私たちは2、3ポイントを犠牲にした。でもそれはモータースポーツではよくあることで、運がないときもある。チームがマシンを改善して素晴らしいクルマに仕上げてくれたのに、実に残念だ。次のレースに集中するよ。」

トム・ブロンクビスト(#31、BMW Driving Experience M4 DTM – 決勝グリッド:
14番、レース結果:12位 – 参戦数38回、1勝、表彰台5回、ポール・ポジション1回、172ポイント):「今日は良いレースではなかったね。僕は良いスタートを切れなくて、最初のラップで他のマシンに接触してしまった。インディ・カー方式のリスタートはかなり混乱してたね。僕は別のマシンに接触してマシンにダメージを与えてしまい、その結果ペースが上がらなかった。早めのピット・ストップをしたけれど、できることは多くはなかった。実に悔しいよ、でも僕らは次のレースを見据え、ラウジッツリンクに向けて集中するしかない。次はうまくいくことを願うよ。」

マキシム・マーチン(36、SAMSUNG BMW M4 DTM – 決勝グリッド:
15番、レース結果:リタイア – 参戦数48回、2勝、表彰台6回、ポール・ポジション2回、231ポイント):「グリッド15番だったけど、すごく良いスタートを切れてすぐに7位まで上がれました。ポジションを落としたのは、セーフティ・カーが入った後のリスタートのときです。僕は2台のマシンに挟まれて、レネ・ラストとの接触を避けることはできませんでした。その事故で僕のマシンはサスペンションが壊れてしまいました。」

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最終順位:

ドライバー:
1. ルーカス・アウアー(40ポイント)、2. ジェイミー・グリーン(26)、3. ゲイリー・パフェット(26)、4. ティモ・グロック (25)、5. マイク・ロッケンフェラー(21)、 6. マルコ・ウィットマン(16)、7. エドアルド・モルタラ(13)、8. ニコ・ミューラー(12), 9. ポール・ディ・レスタ(12)、10. マチアス・エクストロム(10)、11. レネ・ラスト(10)、12. ブルーノ・スペングラー(2)、13. マーロ・エンゲル(1)、14. マキシム・マーチン(0)、15. トム・ブロンクビスト(0)、16. アウグスト・ファーファス(0)、17. ロイック・デュバル(0),18. ロバート・ウィケンス(0)

チーム:
1. Mercedes-AMG Motorsport BWT (53 ポイント)、2. Audi Sport TeamRosberg (34)、3. Mercedes-AMG Motorsport Mercedes me (26)、4. BMW Team RMR (25)、5. Audi Sport Team Abt Sportsline (22)、6. Audi Sport Team Phoenix (21)、 7. BMW Team RMG (16)、8. Mercedes-AMG Motorsport SILBERPFEIL Energy (13)、 9. BMW Team RBM (2)

マニュファクチュアラー:
1. Mercedes (92 ポイント)、2. Audi (77)、3. BMW (43)

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